2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

優先順位の入れ替え。

i-dep「Fine tuning」

昨日の余韻を引きずりながら、現実に立ち向かいました。音源だけだと気取ったおしゃれさんという斜めな見方をされてしまいそうですが、実際に演奏される曲たちは生の感情が伝わってくる分体温を感じられて、DJタイムにも流れていたので耳に残っています。そ…

festa do i-dep!!! -market- Vol.2

エレキの楽日に行けなかったのはこのイベントがあったからで、その他にやるべきことはたくさんあるというのに、どうしてもときめきたかったので行ってしまいました。フェス並に豪華で最初から最後まで楽しみたかったのですが、少しだけ自制をしてフロアへ入…

エレキコミック第16回発表会「Garlic」

ソフト化されそうなので内容にはあまり触れませんが、久しぶりの発表会は相変わらずくだらなくてエレキらしいものでした。今まで大体終盤に見ていて完成されたもの、というより遊びがたっぷりなものに慣れてしまったところがあったせいか、少々かたいかな、…

SOUR「EVERY UNDONE DAWN」

月曜まで我慢しきれず聞いてしまいました。ふわふわとしている印象はもともとあったのですが、何度か聞いているとふわふわよりもこもこしたイメージの方が強くなってきました。含むものがあるのに内側からもこもことふくらんでいく、慈しみに満ちた物語。一…

相対性理論「シフォン主義」

あーもうなー、これなー、わかる、わかるよ! という言葉でお察しください。試聴した時はそれほど気にならなかったのに、きちんと聞いてみたら、色々な人が虜になってしまう理由がよくわかりました。キャッチーなメロディーラインに乗せられるのは感情とすぐ…

原田郁子「ケモノと魔法」

あたたかくてやわらかくてやさしい、よりもせつなくてさみしくてこころぼそい音がはじかれて歌で紡がれていました。上手く言葉では表現できないような心の中のもやもやを表現しているようで、わけもなく泣きたくなる時の感傷を思い出してしまいました。たと…

コンスタントな山登り。それ以外に自分で決めた山登り。

久しぶりにびっくらこいたフェス情報は、わたると竜二がaとpのフェスに出演する*1ということでした。野外で風に吹かれながらあのハーモニーを聞いたらうっとりしてしまいそうです。 *1:http://www.apbank-ecoreso.jp/08/contents/koti.html

Fairlife「パンと羊とラブレター」

これが浜省さんの作品だなんて、と驚くぐらいさらさらと音が心地よく流れていって、どの曲も歌声に合わせて鮮やかに彩っていました。味のある声の人も歌が上手な人も自分の曲にしてしまう人もいて、ファーストの方も聞きたくなってきました。

ある子が男の子を産んだ。ある子が誕生日を迎えた。ある子が子どもを授かった。ある子が入籍した。ある子が入院した。ある子からメールが来た。それぞれに祝福を。

西加奈子「ミッキーかしまし」

エッセイはくすくすと笑ってしまうものが多く、でもその笑いの程度もくすぐられる程度のものが多いのですが、西さんのエッセイはそうもいきませんでした。我慢しようと気負っているのにもかかわらず噴出してしまって、関西弁の文体が時折混じることもあって…

田中慎弥「切れた鎖」

自分の中の妄想にとりつかれていって、四六時中誰かに見張られて狙われているような感覚を持ったり、観念的になりすぎてわかっていたとしてもそこから逃れられなくなっていたり、次第に息苦しくなっていくところは、田中さんの作品を褒めていた小川洋子さん…

岩村学「テオレマ」

スケールがあって壮大な音楽を聞きたい、というよりも伊武さんの低音にナビゲートされたいという気持ちで、ジェットストリーム感覚を持ちつつ脳内で旅をしました。明確なメロディーがなくリズムだけで紡がれる曲も、展開が読めず変わらない風景のように続い…

広辞苑の特別定価が6月30日までなので要注意。

有田哲平「特典映像 下巻」

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一気に下巻まで見て、ちょうど今日放映ということで、これは「放送禁止」をゆるゆるにさせたものに近いのかなあという印象でした。自分の台詞にこらえきれず何度も笑ってしまう相方の上田さんのボケっぷりもまた見もので、下巻ではどうして特典映像のみ発売…

有田哲平「特典映像 中巻」

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中巻も豪華なラインナップで、中でもひとりさんが大活躍でした。役になりきってのアドリブは彼の独断場のようで、やりたい放題で苦笑してしまうほどに自由でした。こうなると「大人のコンソメ」で悪ノリ全開だったところも見たくなってきました。

中島京子「FUTON」

この密度の濃さ! と静かに興奮してしまいました。これが初作品と知って驚くほどにきっちりとしていて、花袋ちゃんの「蒲団」と実際のストーリーとが絡み合っていくさまは読んでいてドキドキしました。滑稽な可笑しみもそこからにじみでる皮肉さやせつなさも…

ポメラニアンズ「雑踏ダイバー」

ふわふわとした気持ちに直線的な鍵盤の音を混ぜ込んで、薄日がさしたり灰色の埃のような雲におおわれたりひやりとした風にさらわれたり、音とともに遊んでしまいました。いよいよやってきた雨によって足元がどんどんと濡れていっても幸せな気持ちになれる音…

有田哲平「特典映像 上巻」

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自分で言っていることにこらえきれず笑ってしまうところもあって、役に徹しきれていないところまでもきっちりとらえられていました。アドリブ対決のような面もあって、おかださんのギャランティーネタ押しはしつこさに負けてしまいました。深夜番組的なノリ…

おぎやはぎ「JACK POT」

急に自由な鈴木さんを見たくなって、パッション目当てにレンタル。お楽しみは後にとっておくことにして、コメンタリー入りでじっくりと堪能しました。またライブやってくれないかなあと思ってしまうぐらい見たいものがそこに収録されていて、もう四年前にな…

ライジングサンのステージ割り+追加出演者を見て、グリーンが復活で昨年のグリーンがブラックホールの代わりとなるのかな、クラブキングは映像だけなのかな、トークショーもやって欲しいなとドキドキしています。

帰りにツタヤへ寄って『プロスペローの本』を探してみたのですが取り扱いしていなく、とぼとぼと歩いていたら雨がざあざあと降り始めてしまいました。そして思い返すのは雨のシーン。

『ザ・マジックアワー』*2

movieではなくcinemaが本当に好きなのだなあと強く強く感じさせられる作品でした。至るところに過去の映画作品への愛を感じさせられて、知らなくても当然楽しめますが、元ネタを知っている人はよりいっそう楽しめるだろうなと昔の映画を見たい気持ちにもさせ…

『JUNO』*1

主人公の女の子が誰かに似ている、と思ったら知り合いに似た人がいるのではなく単に『ハードキャンディ』で見た子だったからでした。そちらとは違って明るい方にはっちゃけた女の子の役で、周囲の人々も愛嬌たっぷりの、愛情に満ちた物語。何もかもがうまく…

橋本治「浮上せよと活字は言う」

人は、なかなか自分のことが分からない。それがために、“批評”という他者の作業は、存在理由を持つ。表現だけしてしかしそれを言葉によって説明することが出来ない者は、「それを説明しなければならないのだ」ということを、それが可能な人間によって説明さ…

ウミネコサンライズ「4th demo」

とけない魔法 ウミネコサンライズのテーマ 手紙 リズムとメロディ やっと手に入れることのできた四枚目は、今はもういないメンバーによって演奏されたもので、まとまりが感じられる分少しさみしくもなりました。これらの曲が同じように再現されることはない…

二日続けて月を見て、昨日と今日とどちらが完璧な円に近いのだろうかと目を眇めてみてもにじむばかり。

トレモロイド「April has gone」

一番イメージが広がった曲を頭の中に展開して、目をつむりながら先日思い描いた景色の続きをはじめました。うっかり夢の世界へと旅立つ、なんてことはなく、電車の揺れに気を配りながらゆらゆらと人にもまれていました。 待っててという言葉はどこかにいる相…

たくさんメモしておきたいことはあったのですが、とりあえず鼻息荒くなってしまったものだけでも。 大人の科学presents「シンセサイザー・クロニクル」発刊記念イベント フロクde夏フェス 8/2 19:00〜 渋谷タワレコB1F 出演(予定):CTO[岡田徹(ムーンライ…