ずっと書きあぐねているものがあります。それはきっとラブレターのようなもので、書いてしまったらそこですべてが終わってしまうような気がするので、一年近くそのままにしてあります。でも、書かなかったら記録にも残らないまま、記憶も風化してしまいます。だからこそ記しておこうと思うのに、まだ終わらせたくなくて一文字も書けていません。
頭の中にはいくつもの言葉があふれていてそこの間から音楽が透けて見えるのに、書き上げたらそれらの音楽を聞けるようになるかもしれないのに、もどかしいほど考えがぐるぐると回って終わりが見えません。自分の中で整理をつけたくないからなのか、それ以前にまだ認めたくないからなのか。今もまだ好きだから、大切に記録しておきたいです。夏、までには。