2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

絲山秋子「ラジ&ピース」

絲山さんの世界によく出てくる、不機嫌な女の子の不機嫌な日常。それでもこのタイトルの作品は不機嫌さに疑問を持つようになって少しずつ変わっていく様が描かれていて、舞台が東京ではないところにも味がありました。

ネクラポップ「ネクラポップ」

別にひねくれたいという気分でもなかったのですが、アンニュイな感じになりたかったので明るいのに陰のある音の世界を。音楽以外で作られた別の世界に飲み込まれそうになって音で現実に戻りつつ、直面すること以外で影響をたくさん受けすぎないようにひねく…

一緒にライブへ行ったりしたのに高校を卒業してから全然コンタクトを取り合っていなかった友人。彼女とは同窓会で会って連絡先がわかりゆっくり話そうということになったのですが、十年近く会っていなかったという気は全然なく、当時の続きでお店を変えただ…

スピッツ「空の飛び方」

この頃の音楽には記憶と風景が閉じ込められていて、どこかからにおいが漂ってくるかのように過去の映像が浮かんでくるようです。忘れていた情景が歌詞とともによみがえってきて、それを思い出している今現在、と思っている情景も次に聞く時に思い出すのでし…

聖誕祭に思いをはせながら、それどころではないと紙様の相手。気を抜くと別のことを考えてしまうため、コーヒーをがぶ飲みしてコーラを続けて飲んで炭酸で別の気を抜かせました。

sgt.×54-71のインストアライブがあるためとてもとてもとても楽しみにしていたのにもかかわらず、これで終わり、と時計を見たらライブどころか西武にもタワレコ自体にも行けない時間でした。ちっとも花金ではなく二週続けてふてくされ。

sgt.「Stylus Fantasticus」

まさか先週と同じ目にあうとは思ってもみなかったので、久しぶりにアルバムをひとめぐりさせてはニヤニヤ。音に翻弄されたいなあ、この前のライブはアコースティックだったから今度は激しいものを聞かせてもらいたいなあとまたニヤニヤ。

100s「OZ」

寒くなってきたからとシャホーに入れたものの、出かけてみたら外は厳しさをゆるめていました。曲順がバラバラだったので一貫した世界ではなく断片だけを味わう感じで、それとともに試聴会でのライトアップショーのことを思い出してしまいました。

紙様がやってくるはずだったので肩透かし。それでもスケジュールを見ると、そろそろてんてこ舞いの季節がやってくるようです。

年忘れ!キングオブコメディのロフトでトークライブ

フジ髭にも行きたかったのですが、体力的なことを考えたらあまり動かない方が良いとの結論に達してキングのトークライブへ。 七時半開演なのがとてもありがたい! ゲストはどきどきキャンプと阿佐ヶ谷姉妹で、阿佐ヶ谷姉妹の方は高橋さん一押しだけあって、…

織田みずほ「スチール」

途中で話が飛びすぎているかなと思っていたらきちんと回収されて、全体的にどんよりとした世界ですが、どんよりを抱えたまま読みたい人にはちょうど良いのかもしれません。

ソーニャ・ハートネット「小鳥たちが見たもの」

パラ読みした中で大丈夫そうだと踏んだ翻訳ものに挑戦。ラストが衝撃的というようなあおりもされていましたが、なるほどねと思うような展開がなされていて、一見穏やかな世界の中で不穏に続いてく話にはすっと入り込めました。繊細さがあっても独りよがりに…

Lantern Parade「Lantern Parade」

いつも来る時間になっても紙様がいらっしゃらず、ふてくされながら出かけて気持ちも一緒にやさぐれモード。きらめく音の中で発される鋭い言葉に共鳴して、達観などしてたまるものかたまるものかと小石を蹴りたくなりました。

よくわからないままぼんやり。

森見登美彦「きつねのはなし」

ぼんやりとしていたらいつの間にかまるめこまれてしまっていて、「あれ?」とさまよいながら読んでいくのが楽しかったです。

The Chef Cooks Me「アワークッキングアワー」

結局彼らのライブも金曜に見られなかったなあ、残念という気持ちに引き寄せられたのかシェフの音を。わずかにずれている音になんとも言えない居心地の悪さを感じながら、過剰なぐらいキラキラしていたものはどうなっているのだろうと気になってしまいました。

腑抜けても西武のセールへ行くがめつさは残っていました。自転車乗りとしてはデザインよりもあたたかさ重視の手袋を購入。

ここしばらくのこと。何かを作り出すことは一人でもできるけれど、何かを作り上げることは一人だと心もとなく、共に救い合える助け合える存在がいるだけでこんなにも心強いのかと実感させられた日々でした。一人では絶対にできないことができて、楽しみも苦…

DE DE MOUSEのイベントにSOURが出ると知って待ち遠しくウキウキしていたのですが、悪い予感というのは当たるもので、しわよせの波に飲み込まれてあっぷあっぷのきゅうきゅうきゅう、気がついた時にはライブに間に合わなくなっていました。ふてくされながら風…

SOUR「EVERY UNDONE DAWN」

行きは、やっとライブを見られる、実際のベース音を聞ける、楽しみ楽しみという浮足立ったものなのに対し、帰りはどんよりしょんぼりへんなりの、いつこの楽しさをまぶされた音を生で聞くことができるのだろうという沈んだものでした。

江國香織「スイートリトルライズ」

ああ、江國さんの世界。

KAREN「MAGGOT IN TEARS」

このジャケットのように首を振るアチコさんの姿を思い返しながら、ふとするとアートっぽさも感じさせる層の厚い音を味わいました。いきなりぐいっとつかまれるのではなく、気づいたら底なし沼にはまっているような、どぷどぷと気づかないぐらいの音で沈み込…

米澤穂信「インシテミル」

この作品がどういう位置づけなのかはわかりませんが、ミステリという面においては疎いので謎が解かれるたびに「そうだったのかー!」と馬鹿馬鹿しいぐらい驚いてしまいました。描写やニュアンスではなく展開で魅せるので、早く次を読みたい次を読みたいと気…

やはりラウンドアップな方々の音楽をあれこれと。

メロウゴーラウンド vol.3

六時半開演は間に合わなかったのですが、フロアアクトの34423さんは転換中もやっていたので、静かに展開していくエレクトロニカーな音楽は心地よかったです。

絲山秋子「豚キムチにジンクスはあるのか」

料理の仕方というか取り組み方が豪快で、きっちりエンターテイメントを提供してくれるので読んでいて楽しかったです。料理が苦手でも手順を追う難しさを感じることなく、ふむふむと絲山さんが試練に立ち向かっていく様を見守ってしまいました。

シャホーが上手く機能しなかったので久しぶりに重い方を持って行って、昨日聞いた人たちのものをあれこれと巡らせました。

「shimokita round up」*1

とても良いイベントでした、とまずは一言。来年も是非開催してください、というのは要望。良くも悪くも「下北的」な色合いが強くなって種類としての幅がせまいような気もしたので、ここは「下北ナイトウォーカー」*1あたりと組んで違う毛色の人たちを織り交…

今日はshimokita round upです。ハートアタックみたいに各会場入口にホワイトボードで他会場の入り具合と進行状況が書いてあったらありがたいのですが、それほど離れているわけではないので不便ではないかもしれません。 予定としてはアナログ→スロカ→タバコ…

地元に帰って来た幼馴染の友人をお祝い。彼女が働くことになる病院で、間もなくもう一人の幼馴染が出産する、そのめぐりあわせがなんだか不思議でした。十年ぶりに地元に腰を据えることになった彼女とは、いつの間にかできていた店に行く楽しみが増えました…