山崎ナオコーラ「長い終わりが始まる」

長い終わりが始まる
今回もどことなく不機嫌な感じの女の子が主人公で、静かないらだちがなぜだか気持ちよくもありました。どうにもならないやるせなさや結論の出ない展開など、読んでいる側がやきもきしてしまうのかもしれませんが、私自体はそんなに翻弄されることはなく、がんじがらめの少女を微笑ましく見てしまいました。