小池昌代「裁縫師」

裁縫師
カサカサとかわいているようにも思えるのになまめかしい、不思議な魅力がある小池さんの世界。乾燥している分みずみずしさが目立つのかもしれません。表題作も明確な表現はないのにひそやかで妖しい空気がただよってきて、その風景が目に浮かぶようでした。