『ウルトラミラクルラブストーリー』*2

詳しい内容については感覚的すぎるので具体的には触れません！
有名な役者さんを使っているし上映する劇場も多めだから、きっと……などといらぬ心配をする必要はありませんでした。横浜監督は横浜監督のまま、十分に密度の濃い世界を描いていました。さらっと見られる作品のつもりで見ていたらきついだろうなと思ってしまうところもちょこちょこあって、生々しいと感じたシーンがあったのですが、スタッフロールで『鬼畜大宴会』を監督した熊切さんの名前があって納得しました。
完全に好みというわけではなくどこか違和感がある、その首傾げによって引っ張られる、引き込まれる要素が今回もあって、凝縮された感覚にくらくらしながらしてしまいました。それだけに作品内容というか作品の持つ感覚からすると、レイトの方がしっくりきたような気がします。何にしろ横浜監督の作品はこれからも違和感を覚えつつも観に行くことでしょう。