中山智幸「空で歌う」

空で歌う
描かれない明確な喪失、ふちどるに留まっているのでぼんやりとした穴は大きさをつかめずじまいで、キャラクター自体も少しぼやけながら、ドラマティックな展開になりすぎずに進んでいきました。ちょっと気取った表現が気になりましたが、それも主人公の性格のうち、ということにしておきました。