『カフカ 田舎医者』*2

同時上映は『校長先生とクジラ』『頭山』『年をとった鰐』『こどもの形而上学
最初にこちらを見ていれば良かったなあ、という苦々しさ。見終わった後の、何ともいえないもやもやは嫌いではないのですが、同時上映で『年をとった鰐』があることを知らなかったので覚悟をしておらず、結構なエネルギーを吸い取られてへとへとになってしまいました。描いているのは普遍的なテーマで、今まで何度もそういうったものを扱った作品を目にしてきたはずなのですが、多くを語らない画面に何度もえぐられてしまいました。
カフカは原作を読んだのか読んでいないのか忘れているぐらいだったので、初めて見るような感覚で、ぐるぐると世界に巻き込まれてわけがわからなくなって、この混沌もたまらないわあ、とこちらはこちらで私好みの作品でした。