ロック母

ロック母

昔の作品は本人からすると拙いと感じるのかもしれませんが、それでもあのどろどろとした世界はきちんと描かれているわけで、もやもやしたものをもやもやと表現するのが上手い人なのだなあと改めて感じました。表題作の中で母親が聞いていたのがニルヴァーナで、読了後新たに読み出した本にも出てきて奇妙な繋がりに首を傾げたりもしました。