2007-06-25 ■ book 忘れないと誓ったぼくがいた作者: 平山瑞穂出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/02/20メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (112件) を見るメディア化されそうな作品、というと随分斜めに見てしまった結果になるのかもしれませんが、そういうことではなく映像化するといっそう作品に深みが出そうで、視覚もポイントの一つではあるため小説以上にドラマティックに仕立て上げられても耐えられそうな骨格がありました。というのはつまり、小説だけだとちょっと感動に訴えるには物足りないなあ、と感じてしまったわけです。記憶を失っていく、誰かの存在が消えていく、それがリアルタイムに描かれている風で、感情移入できればぐっと世界が近づきそうでした。