涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

きっと何年か後にひっそりと読むのだろうなと思っていたら、図書館に置いてあったのでこれは良いタイミングということで今さら読んでみました。前情報もなるべく仕入れないようにしていたのでアニメも見たことがなくてまっさらな状態だったのですが、これは確かに人気が出るなあと素直に納得してしまいました。設定もさることながらキャラも立っているし、今時のキーワードばかり集めたからそりゃ話題になるよ、という穿った見方をしたとしても、そういった面を含めながらきっちりドラマとしてまとめて噛み砕いて世界を成立させているのだから、多くの人に受け入れられているのでしょう。世界のなぞりかたが上手いなあ、と思いながらまんまと罠にはまって続きを読みたくなってしまいました。