ミルク

ミルク

ちょっと斜めで乾いて悟っているようなところがある反面、飢餓感にさらされている今時な女の子たち。そんな子たちと彼女たちを取り巻く環境がとてもリアルに描かれていました。熱くはならないけれど冷たすぎもしない、居心地の良さと悪さが同居しているかのような感覚。ただ、色々とバリエーションがあって性格も少しずつ違った女の子たちが出てくるのに、大道さんが描く彼女たちにはどこか共通点があるような気がしてなりませんでした。図書館に置いてあったら他の作品も読んでみることにします。