高円寺純情商店街

高円寺純情商店街

「ね」
自分の脳内に浮かび上がったシーンを言葉で描いていく作業はなかなか難しくて、増してや客観的に描くには様々な視点を持っていないとできないことで、それをあっさりとやっているように見えるから鮮やかで自然にも感じられました。日常や商店街の様子が細かく表現されているので読んでいても想像しやすく、客観的でありながら決して突き放してはいなくて寄り添ったりもしていて、描写力か、とうなずいていたら解説でそのことについて的確に述べられていて、ちょっと悔しい気持ちにもなりました。シリーズもののようなので、時間がある時にでもちらほらと続きを読んでみるつもりです。