『Vフォー・ヴェンデッタ』*1

友人が株主招待券を持っているということで、シネコンにて何を見るのかすべてお任せしていたのでチケットを受け取るまで何を見るのか知りませんでした。どうせなら普段見ないようなものが良いな、と思っていたのでちょうど良かったです。
ヒール的な要素のあるヒーローと、一筋縄ではいかないヒロインと、敵の立場でありながら組織に疑問を持ち始める人物に、圧倒的な悪と、架空の世界を描きながら現在の情勢を少し皮肉ったような背景。うっすらと20世紀少年を思い出したりしつつ、わかりやすい設定と想像通りに展開していく話にとても安心してしまいました。最近どろどろとわけのわからないものばかりを劇場で見ていたせいか、アクションシーンやエンターテイメント要素のあるシーンが繰り広げられると、そうだったこういう手に汗握ったりする感覚もあるんだったと妙なところに反応してしまって、きちんとまとまって最後まで安心して見ることができました。悪党のボスのひげおじさんが素敵。