『NOTHING』*1

ネタバレは折り込みますがせめてこれだけは。ちゃんと最後まで見てください!
そしてチラシをもらうかパンフレットを買ってください。著名人からのコメントにラーメンズの小林さん他にやりとしてしまうような面子が載っていますので是非。
何かと『CUBE』が引き合いに出されていますが、監督も今回はそれを前提として作っていたのか、設定からして反対のものでした。閉じ込められるのではなく、開放される。それも何もない世界に二人だけで。
見ながら色々と考えたことはあったのですが、それをうまく言語化することができなくて最初に上映していたアニメーションの作品のように頭がぐにょぐにょしてしまうのでほんの少しだけ。
途中ひやりとした映像をさしはさんでいたので、結局二人は憎しみ合って終わるのだろうと思っていたのですが、最後はなんだかんだでほんわかする内容に。『CUBE』はきっちりオチをつけていたのに対して『NOTHING』は物語の途中という印象を受けました。
対照的でありつつも根底に流れているテーマは同じで、では次はどんな作品になるのだろう……なんてことを思いながらスタッフロールをにやにやしながら見ていたら、最後の最後にちょっとした続きがあって、憎いぜ監督!と思ってしまうのも含め、なかなかに見ごたえのある作品でした。