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プリンス & プリンセス [DVD]

『キリクと魔女』が気になっていながらも、ちょっと不気味な影絵に足踏みをしていたので、まずはこの作品から借りてみることにしました。そしたらあらなんとまあ、影絵のなんと美しいこと！　綺麗というよりも美しいという言葉の方がぴったりきて、お話もショートショートでそれぞれに雰囲気のあるもので、手元に欲しくなってしまいました。
影絵の背景の色がまた何とも言えないぐらい美しくて、木のデザインや細かな背景も好みすぎて、しかも日本の話の中で出てきた墨絵っぽいものともよく合っていて、子供向けのコーナーに置いてあったのはもったいないと思うほどに、見ごたえがありました。
日本語版吹き替えは松尾貴史さんがやっていて、コメンタリーを聞く時間もなくちらりとしか吹き替えで見ることができなかったのですが、松尾さんの声もまた王子様仕様になっていて興味深かったです。
よく考えてみれば私は舞台を見ている時も影の美しさに目が行ってしまうことがあるので、惹かれてしまうのは当然なのかもしれません。けれどそれ以外にも好きになる要素が多すぎて、二回三回と見たくなってしまいました。