男子はだまってなさいよ!7「天才バカボン」

開演ギリギリに到着して、少し押していたので最初からバッチリ見られました。ネタバレになる部分は閉じますが、その前にひとつ。スチャダラの音楽が良くて良くて、サントラでも配信でも何でも良いので音源としてきちんと聞きたくなりました。


細川さんのこのシリーズを見るのは久しぶりだったので、ああこんなごちゃまぜな感じだったと見ながら思い出す状況。茶化す要素も結構あって人を選ぶようなものもありましたが、キングの今野さんがきちんと役者しているのを見ているだけでまずは満足、数日前に宮沢章夫さんの「スチャダラ2010」を読んだせいか大堀さんにもついつい目が行ってしまいました。バカボン一家の三人だけ役が固定していて、その他はシーンによってキャラが変わるので楽しみも何倍、うなぎ犬は実在しないのになぜかリアルな感じがしました。動き?キャラ?
途中で元ネタを織り込んで進んでいくシーンがあるのですが、ライオンキング風になるところはダンスもきっちりやっていて本格的!くだらないけれどおかしくて、でも今野さんの踊っているところはちゃんと見る、でも笑いすぎて涙がにじんでよく見えない、という状況に。『アバター』のもあったのですが、未見だったため、どうやらそういう話らしいという想像で補いました。
あっという間の二時間で、ストーリーとして何かを残すわけではないので頭を使ってあれこれ考えることなく素直に笑えて、ひたすら「サントラ欲しいサントラ欲しい」と思ってしまったのは近頃スチャダラ熱が高まっている私には仕方のないことです。