すっかり夏だというのに意識は朦朧、断続的な睡眠をとっていたため、外に長いこといたら蜃気楼ではなく幻影を見てしまいそうでした。
梅雨が明けたという意識があるせいか余計に空気が変わって見えて、日焼け止めを塗ってさらにパーカーの帽子をかぶってぺたぺたと歩きながら、自分の影の短さにまだお昼時だということに気がつき、快晴の天気とは裏腹に頭の中はいつまでもぼんやり、作業しようとしても言葉がうわすべり、そういえば今日は音楽を聞きませんでした。
私が過ごした海の日は現実のことだったのか、白昼夢だったのか……なんてことを思うのは、昨日BOSEがフィフスエレメントで挙げていた『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のことがチラついていたからなのかもしれません。