「テレビマンズ(大根仁・岡宗秀吾)×スチャダラパーのプライベートレッスン・スペシャル!!」

すべてをメモしたかったぐらい興味津々の内容でした。最初は「スチャダラパーの悪夢」について少し。私は彼らが撮ったということをよくわかっていなくて、先日友人の家で見た時に言われて「そうか!」となったりしました。きっちり台本が決められていたらしく、順序が逆になっているところもあるみたいでした。途中山下監督もステージに上がってしばしトーク。このDVDは本当に、本当に面白いのでテレビ版を見たからいいやと思っている方にも強くおすすめしたいです。とは言っても彼らはこれを代表作みたいにされるのはちょっと、と言っていたので軽いノリで!

では本題のプライベートレッスン。フィフスエレメントといって、その人を構成する五つのものを紹介するということで、BOSESHINCO→ANIの順でそれぞれたっぷりと教えていただきました。今まであまり話していないものを、ということだったのでBOSESHINCOはアート系のもあって未見や未読のものを手に取りたくなったのですが、ANIはANIのままで「好きー!」と叫びたくなるものでした。戦隊ものや忍者、寅さんなどなど、でもきちんとラップに関することも紹介してくれて、ブギーバックの歌詞の元ネタを見せてもらったりもしました。最後に吉田豪さんがひとつだけ紹介したいということで80年代の年越しの映像を見せてもらったのですが、ちょうどディズニーランドが開園するころで、真っ暗な中を「北の国から」の三人が役と素の間のよくわからない状態で歩き、年が明け初々しいキャラクターたちのダンスが始まり、スタジオに戻って映った五人がものすごく豪華という貴重なものでした。
一部がそこで終了、十一時。そのまま朝までやるという話になり、二部はまだ「モテキ」を見ていなかった岡宗さんのために一度普通に流して、二度目は大根さんのコメンタリーつきで途中止めつつ裏話や小ネタを教えてもらいました。こちらもたくさんありすぎて覚えられません! たとえばフェスはTAICO CLUBソウルセットだったけど、スケジュールが合えば本来ならSence of WonderでSAKEROCKのはずだったことや、主人公の部屋に張られているポストカードの中に志村會のものがあったこと、主人公の着ているTシャツがユアソンのものだけでなく、JxJxの前のバンドFRUITYのものもあったこと、さらには岡宗さんはJxJxとナオヒロックと同じ小学校で同じクラスだったという事実も! そういう本も出せばよいのではないかというぐらいたっぷりでした。
モテキの第一話は名刺代わりということで、撮影が難しいところ以外変えたところはなかったらしいのですが、第二話は結構アレンジを加えて大根さん色が出ているらしく、満島さんがすごいから絶対見て!とのことだったので、非常に楽しみです。時間があれば前知識として岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか? 上から見るか?』を見ておくともっと楽しめるらしいです。『(500)日のサマー』ネタもちょいちょい入っていて、一話はソウルセットTシャツに気づくシーンがそうらしい……のですが記憶がさっぱり抜け落ちているので、今度改めて見直さないと。

一部の方はustで中継されていたようですが、二部はカメラが撤収されていたのでなかったのかもしれません。でもあれを家にいながらにして見られるのは贅沢すぎです。二部の終わりが二時前、中途半端な時間に歌舞伎町を歩く羽目になりましたが、貴重なものをこれでもかというほど見られて聞けたので、眠ることもできず現在に至ります。ああ、これで家に帰ってぐっすり眠れます!