TOKYO No.1 SOUL SET TOUR 2009 "Beyond The World"

まさかまさかまさかまさかまさかまさか!
今日のライブは全体を通して楽しかったのですが、たった一曲を聞くためだけに行ったのかもしれない、と思うほどでした。メモは後々チラッとするつもりではいても、これだけは今記しておきたいです。
中学……いや小学生の頃からかもしれませんが、十年以上前から見てみたい聞いてみたいと焦がれていた曲をやっと、やっとライブで聞くことができました。「黄昏」、初めてラジオで聞いた時の映像がよみがえってきてイントロが流れた瞬間からずっとふるふるしていました。そこからさらに「Jr.」へつながっていき、頭の中がごっちゃごちゃなのにその流れに翻弄されるのが面白くもあって、どうにかなってしまいそうでした。回顧でも懐古でもあるけれど、懐かしさという言葉だけではないのは今現在の自分も同時に感じるものがあるからで、これだからソウルセットは溺愛目線であっても見逃せません。

この日はPBLの企画ライブもあって行きたいものがたくさん重なっていたのですが、優先順位が入れ替わることはありませんでした。
・追記・
ちょっとだけ付け足しておくことといえば笹沼さんについて。今回は最初からTシャツ姿で薄着、そして改めて「隠せない明日を連れて」と「Sunday」のベース音が好きだなあと感じさせてくれました。単音を細かく刻んでいくのも良いのですが、はっきりとしたメロディラインを奏でられると、単純な私はメロメロになってしまうようです。そしてもうひとつ、かせきさんがゲストで出てきて「スパークリングサイクリング≡」を歌ったのですが、ソウルセットの二人がどちらかといえばねっとりとした雰囲気の歌声なのに対してかせきさんはスパッと歯切れが良い声と歌い方だったので、曲の世界とも合っていてかせきさんを大分好きになってしまいました。
ブリッツは見やすくAXよりソウルセットの雰囲気に合っているようにも思えて、フロアもちょうど良いぐらいの混み具合でした。いつも野次を飛ばすあの人もいて恒例な感じもありつつ、「Jive My Revolver」〜のメドレーはせっかくのワンマンだからじっくりやってほしかったという残念な気持ちもありました。途中で行けなかったスチャダラワンマンのことを思い出して、ラジオでライブ音源を流してくれてあまりの悔しさに泣きそうになったことを思い出してまた悔し泣きしそうでした。
残念ながら新しいアルバムの曲は「アルバム曲」というイメージをぬぐい切れなかったのですが、これは時間が解決してくれることでしょう。次のワンマンは恒例の年末リキッド、そしてその次の年はスチャダラと同じく結成二十年で何やら企画しているようなので、楽しみです、野音野音だと信じています。そしてせっかく一発目が「Rising Sun」で小泉さんも出るのだから抱き合わせで来てくれれば良いのに!