ひたむきに、というような気取った表現ではなくがむしゃらになりたくて、犬を連れて全速力で走ることにしました。フォームなんて気にしないでなりふりかまわず走る走る。意外にも体力はもって犬が先に息切れを起こし、坂道を駆け下って一息つくと汗がだらだらと垂れてきました。加速する感覚を久しぶりに味わえて心地良かったです。

なじみのない電車に乗って馴染みのない駅で降りてお馴染みの顔のそろう場所へ。手料理を持っていって相手の旦那さんと共に式の映像を見たりするなんて、もしかしたら違和感がずっと拭えないまま役割を演じるだけで終わってしまうかもしれないという予感は的中することはなく終始なごやかでおだやかなまま、昨年結婚した友人の家でのんびり過ごすことができました。記憶にしか残っていなかったものを映像や写真で思い出を少し修正して、違和感の残滓を振り払いました。そして自分の振るう腕は料理のためではなくランニングのためにしか使わなかったので、もう少し何とかしたいです。

電車の中では見つけたCDの音源を混ぜた「キラリン☆ポップで切ないの!」、少し曲を入れ替えながらもまだしっくり来なくて、キラキラに胸を焦がされるのではなく焼きつけられてもしばらくは考えていそうです。