朝倉かすみ「好かれようとしない」

好かれようとしない
登場人物にクセがあるので、合わない人には徹底的に合わないかもしれませんが、こういう女の子のひねくれ方をとてもリアルだと感じてしまったためぐいぐいと引き込まれてしまいました。素直になれないけれど顔が真っ赤になってしまうのですぐに相手に伝わってしまう、でもつい強がってしまって、考える時だけ調子が良くなってしまう女の子がとてもかわいらしく、ぎゅっと抱きしめたくなってしまいました。ひねくれ要素を持っているためちくりとする場面もあって、朝倉さんの作品をもっと読みたくなりました。