さよなら、スナフキン

さよなら、スナフキン

単純にラブストーリーとするのではなく仕事をテーマに織り込むことでとっつきやすくなっていました。安い賃金で雇われて、自分が理不尽な働き方をさせられているとわかっているのに、雇い主のことを思うと何も言えない、そのはがゆさ。不器用なりにもがいて進んでいく姿に共感できるようにもなっていて、作者の影がちらちらと見えながらもテンポが良かったのでさくさくと読み進めてしまいました。