Pengunmarket Records presents 「・・・」vol.1

たいへん落ち込むことがあって開演にも間に合わなさそうだったので諦めようかと思ったのですが、一組キャンセルとなったためか開演も少し遅めでした。印象だけメモします。


Clean Of Core
三人組のインストバンドだったのですが、ギターの方が鍵盤もやったりリコーダーも吹いたり、音にバリエーションがありました。印象としてはタイトな感じで、ドラムも力いっぱい叩いているわけではなく三つの楽器のバランスが程よかったです。イメージとしてはちょっとずれているところを楽しむようで、不穏な雰囲気がありました。波紋を広げるというより、渦に巻き込まれてしまうような感じ。新曲と言って演奏していたものは、何かをつかみとろうとする切実さが浮かんできて、タイトな分出てくる隙間に入り込んでくるようでした。


Fresh!
good music!と勘違いしていたのでその音の違いに多少面食らいましたが、余裕を持ってそれぞれ演奏をしていて、こちらは隙間のない音楽で次から次へと滲み出してくるものをあびているような印象がありました。入場のSEが聖子ちゃんの「夏の扉」だったりして遊び心も満載、途中LOVES.の愛葉さんが来て歌ったり茶目っ気たっぷりでした。それなのに音が多彩でサックスによってより深みが出ていて、これはしっかりと聞きたい、と思ってしまいました。


sgt.
前回はうっかりミスで途中から見ることになってしまって、完全に世界に入り込むことができなかったので今回はたっぷりどっぷりと浸かることができて満足しています。ギターで汽車の音を作り出すところからわくわくが始まって、前にイメージした「孕む」という単語がどんどんと膨らんでいきました。自分がどんどんと音を含んで孕んでいって、詰め込まれた音とイメージで満たされていくのを感じながらも翻弄される楽しさもあって、どれだけ激しくても気品のある世界にうっとりしていました。ドラムも単にリズムを作っているだけではなく景色を描いている、なぞっているかのように表情が次々と変わっていって、見る楽しさもありました。来月UNITでPARAや勝井さんも出る「NO MARK vol.12」に出演するようなのですが、それはスケジュールと相談しなければなりません。そのため目下の楽しみは、チラシに記載されていた12月1日に発売されるというdamo suzukiさんとのセッシュンライブCDです。