ジャージの二人

ジャージの二人

大きな展開はなくゆるゆると続く物語は進んでいくのか戻っているのか留まっていないのかわからない状況のままで、けれどそのたるんだところからにじみでる哀愁が情けなさも相俟って妙な味わいがありました。滑稽で笑えたとしてもちょっとにがい、小さなさざなみに感情を揺さぶられてしまったようです。