GOLDEN LOVE

GOLDEN LOVE

やっと聞けたお口さん、どんな曲が入っているのかドキドキしながら次の音を待って、何だかよくわからないままに楽しくなってしまいました。全部のアルバムのカラーが違うのも面白くて、毎回裏切ってくれるところも侮れません。今回はラップ多めでヒップホップ寄りではありますが、彼ららしさは失わずに光り続けているので、次はどんなものが来るのかとまで考えてしまいました。
HALCALIのゆるいラップも、せいこうさんのなぜか若返ったようなラップも、サブマリンのラップっぽいラップも、そして彼ら自身が声を発する単語も適度にうさんくさいところが良いです。お洒落ポップの要素も兼ね備えていて、「夏草」なんてもろにソウルセット+スチャダラで、本家も聞くことができますが今時のサマージャムというイメージがわいてきました。聞いてにやにやしながら楽しいなあ、楽しいなあと気づけば一巡り。夏にぴったりの曲たちで、これまでのアルバムのものとも自然に馴染んでいきそうです。