太陽が胸をえぐる

太陽が胸をえぐる

天気に合わせて陽気なもの、あるいは夏らしい曲を選ぶつもりが一番に思い浮かんできたタイトルがこのアルバムだったので、多少きらきらしながらもチクリチクリと刺してくる言葉を泳がせることにしました。無表情に見えるその内は煮えたぎっていて、知らずに手を出したら火傷をしてしまいそうです。意味をたどらず音だけ聞いていれば心地の良い種類のものなのですが、一つでも単語を受け取ってしまったらそこから芋づる式に感情までも掘り起こされてしまって、次に出る限定だというアルバムはどういう風になっているのだろうかと思うことでやりすごしました。