犬婿入り

犬婿入り

「犬」
読んだ後に感じたことが今日聞いていたアルバムと同様のものだったので奇妙な一致にいぶかるばかりです。展開や会話として盛り上がりそうなところで上手くはぐらかされてしまって、深読みしすぎないようにあらかじめ予防線がいくつも張られているような物語でした。気づかないうちに麝香をかいでしまってくらくらとしてしまう色気がただよっていて、ドラマティックな展開がなくても煙に巻かれる感じがやはり好きだなあ、ということを再確認。