予想通りの展開で、雨に降られなくても時間に振られて肩落とし。結局ライブ代が飲み代に、音に酔うはずが酒に酔うことになって、はじかれるのは弦ではなく言葉、かけあいはメロディー化することのない会話となって、すべり落ちてくる単語は聞きなれたもの、それらは消費でも浪費でもなくて、アルコールのように揮発性のある、夢のような現実の話でした。解決しなくても不安をぬぐえたならこれさいわい、などと気取ってみることで行けなかったライブの落とし前を自分の中でつけるしかありませんでした。帰りに寄ったツタヤではパトレイバー3がレンタル中で、びゅうびゅうの風の中、やりきれない気持ちを抱えて家路につきました。