愛を海に還して

愛を海に還して

気になる一節があって抜き出しておいたのに、その紙がどこかへ行ってしまったので見つかるまでは記憶にとどめておくだけにします。せっかくやった言葉遊びも辞書遊びもおあずけ。内容としては割とある恋愛もので、届きそうで届かなくてあきらめたくなくてもあきらめて、そのもどかしい気持ちが押し付けがましすぎない程度に綴られていました。でも気になってしまったのは終盤に出てきた「共感覚」という単語で、私がライブを見ていてある単語にとらわれたり音楽を言葉でスケッチしたいと思うのは、共感覚のような世界を表現したいからなのかもしれない、とまたしても物語とは別のところで考えをめぐらせてしまいました。共感覚*1、持っている人にとっては理解者がいなくて大変かもしれませんが、世界がどのように感じられるのか興味深いです。