孔雀?KUJAKU?

孔雀?KUJAKU?

ここ数日のライブ関係の音源を聞きたい気持ちがあったのですが、何を差し置いても聞きたくなってしまったので欲求に任せることにしました。
映画自体はイメージフィルムというかプロモのような、いくつもの心象風景を重ねていって、意味を紡ぐこと自体拒否しているような、うとうとしながら見るもので、筋を求めても仕方がなく、断片しか印象に残っていなかったのですが、音楽がやたらと後を引いて、その後近くのレンタル屋で借りてみたらどっぷりはまってしまって、ディスクマンで何度も何度もメインテーマを聞いていたのでした。そんなことがあったせいか、前触れも無く頭の中で鳴り出すことがあって、この前久しぶりに聞きたいなと思って以前借りたところで探したらなくなってしまっていて、地元のツタヤにもなくて意気消沈していたら、さすが渋谷、品揃えの多さをうたうだけあって見つけてしまいました。
というエピソードがあったので待ちきれなくなって音を流し始めたら、聞いていた当時のことも思い出しつつ、ああ他はこんな曲だったっけかとバリエーション豊かな音を続けて耳に入れていました。ラストに流れるのは待ちに待ったメインテーマ、狂おしくも麗しい、今聞いても好みの音で、旋律が少し久石さんを感じさせるからなのか、なぜだかたまらない気持ちになってしまいます。作曲したのは板橋文夫さんというジャズピアニストの方で、プロフィールを見てみたら他に「19歳の地図」の音楽も手がけているみたいで静かに興奮してしまいました。