50音の合間にしばらくオムニバスを読み漁って、そこから各作家さんに手を広げていこうかとお試し期間を設けてみることにしました。「ダ・ヴィンチ」に掲載されていた作品、ということでコンセプトからして遊び心のあるもので、レコードのようにA・B二つ世界が描かれていました。ショートストーリーなのですぐに読み終えられる上、二つの違った視点を記憶が鮮やかなままに比べられるのが楽しかったです。旬の作家さんが勢ぞろいで、一番良かったものは作品に添えられた写真、ではなく各作家さんごとの中扉にあった直筆の署名でした。文字からにじみでるものを見るのがおもしろいです。