ローラーとバイオリン [DVD]

ローラーとバイオリン [DVD]

タルコフスキーの作風が好きなので、根本をさぐってみようということで初監督作品を。今解説*1を見ていたら『赤い風船』に触発されて作ったと知って、だから後々の作品よりもやわらかだったのか、と納得しました。やわらかでもドラマはあって苦味がそこかしこに隠されていて、たぐろうとしたら深みにどんどんとはまっていくようでした。ちょっとしたシーンが幻想的だったりして、とても皮肉な事実があってもきらきらとその鋭さを隠しているようにも見えました。