三年、かと思ってよくよく考えてみれば二年半ぶり。塾にて教えていた生徒たちと会いました。昼を抜いてきたということで途中参加の私よりも焼肉を食べる食べる。中三なのに私より背が低く声変わりもきちんとしていなくて下手すると小学生のようだった子が、なんと今では百八十近い身長になっていてスタイルもモデルなみに良く、非常に驚きました。思春期を乗り越えつつある彼らは若い、けれど確実に大人にもなっていて、あの頃はできていなかった軽い切り返しにほほえましくなりながら少しだけさみしくもなりました。記憶の中ではいつまでも子供だったけれど、すっかり成長していて大人でさえあまり抱えることのない洒落にならない問題まで起こしている子もいて、子供なんだか大人なんだかと嘆息したりもしました。
子供も教えるのも嫌いだったのにものは経験と試してみて良かった、と一番密接にかかわっていた彼らの受験期間を振り返って、充実していた当時のことをうらやましくもなりました。まさか今でも会うような関係を築けるなんて、とちょっと不思議でもあります。