家から歩いて一分の、幼い頃基地だった小さな公園では盆踊り。もうここは浦和市ではないのに流れるうらわ踊りとマツケンサンバ、年齢層の上がった地元のお店の人たちと孫の世代に感じる少しのかなしみ。冷房の効いた部屋でごろごろと横たわりながら、フジ ロックにおける電気のセットリストがこの前のリキッドを凝縮したようなものだったと知って布団の上でもだえました。
何度か眠っては起きてを繰り返していたら、唐突に蘇ってくる映像がありました。『拘束のドローイング9』において捕鯨及びクジラの解体シーンが印象的だったのですが、さほど違和感や嫌悪感を抱くことなく受け入れられたのは文化の違いのせいかと思っていたら、大学時代にゼミ旅行で生の解体シーンを見ていたからでした。いきなりその時の場面が浮かんできて、とても大きな頭部や流れ出していた沢山の血のことを静かに思い遣りました。