『ブリキの太鼓』(BOW30 映画祭*4)

しわ寄せがきて焦ってもどうにもならなさそうで、ああ次にスクリーンで見られるのは何年後だろうか、見たかったなあ、でもどうしようもないよなあ、と諦めていたもののぎりぎりに終わったので大急ぎで日比谷へ。劇場に着くと開始十分前なのにもかかわらずチケット売り場に長蛇の列、ハラハラしながら自分の番になったら残りは前二列のみ、何とか見ることができました。特集上映だったので一般の値段なのだろうと思っていたのですが、レディースデー対応となっていたこともあってより混雑していたのかもしれません。


作品の内容については特に触れませんが、以前見てから結構時間が経っているせいか展開を自分の中で捏造しているシーンがあってこれはこういうことだったのかと合点がいったところがいくつかありました。そしてスクリーンで見ておいて良かったと改めて思いました。皮肉に満ち満ちたシーンもあるし、毒が含まれているのに可笑みがあるものだからつい笑ってしまうところもあるし、食い入るように画面を見つめてしまう部分もあって、やはりこの作品が好きだなと実感しました。映画祭全体のパンフレットがあって、読み応えがあって欲しかったのですが1900円とあって泣く泣く我慢。

ちなみに現在、銀座周辺の13劇場にて使用可能なスタンプカードが配布されているようで、六回見ると次回無料になるそうです。会員になる必要もなく、レディースデーでもいただけたのでこれはお得。