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ウラナリと春休みのしっぽ (YA! ENTERTAINMENT)
- 作者: 板橋雅弘,玉越博幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/11
- メディア: 単行本
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読んでいる内にところどころで過去に対するエピソードが出てきて、これは説明不足なのか説明しすぎなのかよくわからないなと首を傾げていたら、あとがきでシリーズものだったと知ってなぜだか損した気分になりました。図書館にはこの一作しか置いていなかったので、いろいろとあったらしい事件は説明から想像をふくらませて補うしかできません。
内容は、少しの仕掛けもありつつ中学を卒業して高校に入学するまでのちゅうぶらりんな描写があったりして、中学も高校も同じ学校だった身としてはなんだかうらやましく思う部分もありました。思春期においてませていた女の子はたくさんいても、内側に持ったものをひけらかしたりはしていなかったのでそれで成立していた世界も今考えれば恐ろしいです。