ベルリン・天使の詩 [DVD]

ベルリン・天使の詩 [DVD]

タワレコにデジタルニューマスター版が置いてあって、新しいものも嫌いではないのですが前のジャケットのうちに買っておいてよかったと思いつつも、どのように映像が変わっているのか気にもなっています。
一年に一度ぐらいの割合で見たくなる作品で、見たくなる部分は大抵決まっています。恋をして世界に色が付いていったりする恋愛の面よりも時折出てくる詩や人々の独白というか内面の言葉の方にひかれてしまっていて、図書館からポツダム広場へと行く老人のシーンがとても好きで胸がぎゅっと締め付けられながらもじっくりと見てしまいます。乾いたベルリンの壁が映っていてそれも印象的で、荒野に捨て置かれたソファに沈み込む老人のさみしさが、たまりません。