ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

設定や描写や言葉遣いにあざといと思ってしまう部分があっても、ずるいと言わずにはいられないところがあっても、それでも何かを感じずにはいられませんでした。きっともっと上の世代からするとまだまだ若いし刹那的だし上っ面だけだなと軽く流せるのかもしれませんが、まだその先を現実として知らない私は平静を装っても中身はそうならなくて、客観的なところもありつつ、くやしい、けれど同世代が書いたものだからなのか共感してしまう部分がありました。夢と現実と仕事と友達と恋人と、学生と社会人とフリーターと専業主婦と、見て見ぬ振りをしているところに突きつけられたもの。でもまだ宙ぶらりんのままの私は素知らぬ振りをすることでしょう。