ポメラニアンズ「今日が休みになる方法 セミナー3」

昨日とは対照的に半分休みのようなものだった本日、早く聞きたいザッキーさんの声を耳に通したいという期待を携えながら、早めに上がれてウキウキして開演少しすぎにクアトロへ。


メカネロ
先週はPBLの印象が強すぎてきちんと味わえなかったので、今度はフラットな状態で聞けるようにとジンジャーエール片手に頭の中をできるだけからっぽにしておきました。そういえばオロナミンメニューがなくなっていて残念。
やっぱりボーカルの大森さんの声はしどけない、という言葉がぴったり。だらしないのではなくしどけない、ふわふわしているようでいて尾を引く、でもねっとりとしすぎてはいないものでした。曲は最後の方でやった「ブルーサマー」が印象に残っていて、ラストの曲は照明も相俟って幻想的な空間を紡ぎだしていました。


堂島孝平
フロアが随分と華やかでこの前のライブと客層が違うなあと思っていたら、彼の影響があったようです。堂島さん、さすがにオーラがあって演奏もスタイリッシュで何かが違う、と私でもわかるぐらいプロでした。サポートもそれぞれに技術があって、ノーナの小松さんのドラム音にやられてしまったりMCも楽しかったりしてあっという間でした。ニューアルバムはまだ聞いていないのですが、「キライになれない」という曲をライブで初披露してくれました。前向きになりたい時に聞きたいです。


POMERANIANS
ごそっとお客さんが帰ってしまったのがもったいない、しあわせに満ち溢れる空間を味わわないなんてもったいない! 鼻息を荒くしながら転換中にかかる曲に意識を向け、聞いたことがあるのに誰のかわからないものがあってものすごく気になっていたらANATAKIKOUだとふっと思い出して安心。
ポメラニアンズのライブはとても楽しい、でも楽しいだけではないからもっと楽しい。どうしても今日演奏したかったとザッキーさんが言って始めた「いつかを越えて」や、先日公開されたけれど個人的には最初の歌詞の方が好みだった「いまひとり いまふたり」も気持ちを揺さぶられる部分があったのですが、「カワタレボシ」を聞いていたら歌詞とリンクして様々なことを巡らせてしまって落ち着かせるのが大変になってしまいました。
音源ではバランスがとられているので気をつけないとわからないのですが、実際に演奏されているところを見て聞くと、ベースがじんじん来ました。カズさんの奏でるベースが結構好きみたいで、何度も彼の音にやられてしまいました。
恒例のコールアンドレスポンスにはやっぱり少し苦笑いしてしまう部分もありましたが、楽しくて切なくて楽しくて、一番最後を「影踏みサンセット」で締めてくれたので大分気持ちを穏やかにすることができました。入り口では花をご自由にお取りくださいとあったので、いくつか持って帰って玄関に飾ってあります。