カリカ単独ライブ「モノクロアタック〜白黒攻撃〜」

まさか行くだろうとは思ってもみなかったルミネ。無印の上に行くのも初めてで、物販ブースなら普通に入れることも入場時にくばられたコインでオロナミンCが買えることも知りませんでした。挙動不審になりながら劇場を観察し、椅子の背もたれと座る部分にクッションのようなものがかぶせてあってなるほどと感心したりもしました。

カリカを初めてみたのはたぶん虎の門のお笑いタイガーズゲートで、能のコントが印象強く残っていました。なんとなく好きだな、と思っていて、生身の彼らをおさむショーで見て、「二人ぼっち」という公演ではラーメンズという単語が出て驚きつつも単独があったら行こうという気になっていました。
コントの内容については言わない……というよりも言いたくても言えないぐらいひどいもので、ひどいと言っても駄目という意味ではなくて大笑いしてしまったのにその内容を言ってもわかってもらえないだろうという意味を込めてのもので、実際に生で見てみたら相当パワーのある人たちなのだな、とわかりました。
言葉をいじってにやりとさせるものもあったり、客席を上手く取り込んだものもあったり、結構私好みなものだったのですが、一番笑ってしまったのが放送禁止用語のものだってのがなんだか悔しくて……涙出るぐらいひいひい笑ってしまって、壊れてしまった林さんの発言が科白なのかアドリブなのかが非常に気になりながらも、フリとなった分のコントが終わって疑問に思っていたので解決された部分はよかったです。しかし、不覚……おもしろいのに、笑ったのに、くだらないのに、ああ、でもやっぱり楽しかったです。
違う日に行った方のレポを見ると一作目だけが違っていて、昨日は能をやっていたみたいで、ちょっとうらやましくもあります。最終日サービスはエンドトークの後にカリカの二人が情けねえを熱唱していたことぐらいでしょうか。

初めてのルミネでは、非常口の部分を隠す装置が人で行っているために途中でずれて光がもれて気になったり、スクリーンの片方が壊れているのかブルーになっていたり、そんなことが気になったりもしましたが、初めての生カリカはもう、大満足の内容でした。林さんのはじけっぷりがすごかったです。新橋のマタドールなんて似合いすぎて、その決め台詞を聞いた時に吹きながらも納得してしまいました。