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GOTH 夜の章 (角川文庫)

文庫化されるのを待っていて、本屋でこれを見かけた時には「もうけやがるなあ！」と思わず心の中で毒づいてしまいました。一冊にしても十分な厚さで、夜の章はかなり薄いのでさらっと読めてしまいました。
乙一さんがあとがきで書いているように、ライトノベルは文学作品として認められないようなところがあって、友達に「何読んでる？」と聞かれてライトノベル作品を即答するのには結構な勇気が必要のような気がします。中学時代狂ったように赤川次郎作品を読んでライトノベルをちょいちょいはさんでいた私は、大学の先生もライトノベル系は売れるのは早いし儲かるけれど消えるのも早いという話をしていたので、共感しながらあとがきを読むことができました。