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茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

予告編と監督名からエキセントリックなものかと思っていたら、ほんわかと、しんみりとする内容でお茶が飲みたくなりました。淡々とした日常を描きながらも、個々に秘めているおかしなものにもエキセントリックに見えるのにとても現実的でした。田舎というものを持たない私にはあこがれる気持ちもあり、のんびりとした時間の描き方に不思議と落ち着きました。
最後はずるい、と思ってしまって、図らずも泣きそうになって自分の部屋で見ていて良かったと安心もしました。縁側、家族の団欒、それぞれの湯のみ。昔は私の家にもあったものが、そこにはありました。おばあちゃん、おじいちゃん、激しい思い込み、逆上がりの練習。そこだけで閉じていた世界のことをもう一度のぞいたら、違って見えることでしょう。