祇園〜円山公園〜清水寺〜高台寺

夜の拝観まで時間があるので三条あたりをぶらぶらしながら、暗くなってきたところで円山公園へ。たくさんの屋台とお花見客に迎えられ、花開いた枝垂桜を眺めながら清水寺へと向かいました。つじりのパフェは昨日食べたため、我慢我慢。
高台寺と清水寺の夜の拝観は以前来たことがあったのですが、目的は桜、ということで期待していたもののまだ花は少しだけしか咲いていませんでした。清水寺の舞台から眺める景色は良いのですが、ちらほらとしか桜がなくて少しさみしくもなりました。
最後に行った高台寺、これが桜のことを忘れてしまうぐらい美しい景色を見せてくれました。テーマが「夢鏡」とあって、なぜだか梅沢さんを連想したりもしたのですが、そのテーマ通りのものがそこにはありました。高台寺の中に池があって、その池が周囲の木々や建造物をそっくりそのまま映していて、どっちがどっちなのか、どこまでが現実でどこからが鏡の世界なのか、闇が上手く作用してとてもとても幻想的な風景を描き出していました。そして風などで時折水面が揺れるのも味があって、誰もが足をとめてため息をついていました。写真にとりたくてもとれない、その場だけの美しさは圧巻。

大分咲いてきた桜のライトアップを楽しみつつ、今回京都に来られてよかったとつくづく思いました。