京都御所


のんびりと朝食をとってからロッカーに荷物を預け、御所へ。以前夏に来た時には公開されていなかったので、芝生に寝っころがって昼寝をしていて、流れる時間が心地よいなあと思っていました。そして今回は見事に予定があって、公開日まで滞在できることになり無事中へと入れたのでした。

ぜいたくな空間の使い方で、どこをとっても悠久を感じさせる場所。すべてが大きくて自分がミニチュアになってしまったかの錯覚を抱いてしまいました。そしてその中をぞろぞろと歩く人、人、人。枝垂桜もちょうど咲いていて、休憩用の椅子に座りながら流れゆく人とそれぞれの事情を重ね合わせながら、感傷にひたってみたりもしました。
それから外へ出て、出店のうめこぶ茶を試飲しておいしかったのでついつい購入。特に他のところへ行く予定もなかったのでぶらぶらと御所の周囲を歩いてみたのですが、想像以上に広くて砂が負担をかけるので妙な歩き方になっていました。

途中にあった、松の木の中に寄生していた桜があって、死んで倒れてしまった松の幹の中から桜がのぞいていて、折れてもなおいき続けてつぼみをつけている桜の姿に数分間立ち止まってしまいました。