銀閣寺(慈照寺)


特に行き先も決めていないまま京都駅へと戻り、ふらふらと人の多いバス乗り場に並んだらここに来てしまいました。きんぴか金閣寺よりもくすんだ銀閣寺、特に銀砂利と苔が私を誘惑してきました。古臭い慈照寺を眺めながら砂の模様の美しさに目を奪われ、他の観光客の会話を盗み聞き。
その中で小学校高学年〜中学校ぐらいの男の子とその母親らしき二人の声が耳に入ってきて、つばきについて母親が「落ちるようなものは人様にあげるものじゃないのよ」と子供に教えていたのがなざだか印象的でした。白や赤やピンクのつばきは咲き誇りながらも地面にぼたぼたといくつも落ちていて、少し切ない気分にもなりました。