絵本をそのままアニメにしたようなもので、この作品はふんだんに色を使っていて、目でも十分楽しませてもらいました。
自分の生まれた島を出て冒険を続ける姿は昨今の少年漫画にも通ずるところがありました。ただ彼は一人で旅をしていて、助けてくれる仲間は「海」だったのが印象的でもありました。一つのところに留まっていられなかったり、何があってもあくまで飄々としている姿に主人公のつかみにくさを感じましたが、やっぱり最後はうまく落としてくれました。戻る場所や守るものができて少しづつ変わっていくところは、想像で補完していくことにします。