おぎやはぎ BEST LIVE 「JACK POT」 [DVD]

おぎやはぎ BEST LIVE 「JACK POT」 [DVD]

地元ツタヤにふらりと寄ったら置いてあったので、購入するのは後回しにしておいたこの作品を即座に手に取りました。お笑い関連のDVDが続々とレンタル解禁されているらしく、スキージャンプペアもダイナマイト関西も置いてあって、買ったのもあるだけにうれしいような、かなしいような。
本編を見つつ自分の中の記憶を手繰り寄せて思いだし笑いをしたり、再生されているものを見て大笑いをしたり、一番見てみたかった部分も収録されていたので早く手元に欲しくなってしまいました。現場で見てみても思ったことなのですが、舞台が直線的なもので作られていたのに対してライトがやわらかな円を描いているもので、それが確か二つ重なっているところがあって、「眼鏡を意識しているのか?」と首をかしげたりもしました。直線と曲線のコントラスト、結構綺麗です。
内容はおぎやはぎ二人の部分と東京ヌード七人の二部構成のような形になっているのですが、その繋ぎとしてあった、飯塚さんの中説がなかったのが残念です。嫌味がない、嫌味がない押しで不敵な笑みを浮かべる彼を間近で見てみたかったです。そして一番見てみたかったのが、最後のパッション舞踏書き。見てみると、あら、自分が見た時とあまり変わりがない……ということは昼の部の方を選んだのか、と思っていたら終わった後にパッションを披露する部分だけ切り取られている、伝説の夜の部が収録されていました! ドランクドラゴンの鈴木さんの破壊力はものすごくて、あれを間近でやられたら我慢できないだろう……と涙を流しながら思いました。音声解説も入っていたのでお得感いっぱいです。本編の後に特典映像もあって、適度にゆるい感じがまたナイス。東京ヌードをまたやりたいと言い出す矢作さんがまたうさんくさくて、地方へ行ったら夜も楽しめると言う小木さんもまたニヤニヤしてて気持ち悪さ満開で、購買力を強めること強めること。
二時間以上あるのですが、二人による音声解説も聞けるということなので、これからまた二時間眼鏡の国に旅してこようかと思います。そして見た後、さらに欲しくなっていることでしょう。

−その後−
副音声だけで何回もいけます。聞きながら他の作業をしてもう一サイクルしてみたものの、明日の十時返却なのにもう一サイクルしてしまいそうです。内容に添っていなくても裏話がわんさか出てきていて、なんとも聞き応えがあります。これは買えというお告げなのでしょうか。我慢しなければならないのに、22%引きのサイトを見て、思わずクリックしてしまいそうな予感が……。

青い春 [DVD]

青い春 [DVD]

毎年自分の誕生日にはタワレコで貯まったポイントを使って好きな映画のDVDを買うことにしていて、カード期限の関係で一日ずつずれてきてはいるのですが、一応自分のための誕生日プレゼントということでさりげなく楽しみにしていました。最初は『ベルリン・天使の詩』を、そして昨年は『ワンダフルライフ』を購入して、今年はどうしようかと悩みに悩んで、欲しいものはたくさんあったのですがお店に置いてなかったりボックスで買いたかったりしたため、少々値は張るものの何度も見るだろうと予測しているこの作品を選びました。
劇場で見てオープニングの格好良さに衝撃を受け、レンタルしてきてまた見ては憧れを抱いて、たぶん原作よりもう一個の『リボルバー 青い春』より好きです。それほどに鮮やかな青春が描かれていて、女子校育ちの私にとって男子校のあの鬱屈とした感じと、男の子同士の繋がりを見ると見上げてしまうのです。あんな関係、女の子同士では絶対に築けないと知っているからこそ輝いて見えるのでしょう。音楽とともに浮かび上がってくる情景、刺さるような科白が脳天に入ってきて、切り取られた風景さえも叙情的。時として音楽が邪魔してしまうこともあるけれど、この作品ではとても有効的に使われていて、サントラが出ていないのが悔やまれます。『桜の園』のようなやわらかな女の子の関係も悪くはない、けれど私が選んでしまうのは男の子同士の、曖昧ではない絆の方だったりします。