2008-11-21から1日間の記事一覧

ちっとも花金ではない三週目、ライブの予定がなくて良かったとそれだけが救いでした。

穂高明「月のうた」

視点が入れ替わりつつ年月も過ぎていく、ぎくしゃくしていた関係が少しずつ打ち解けて行って違った面からだと誰も悪くない、すっきりとした作品でした。学校の課題図書として読むにはちょうど良いのかもしれませんが、登場人物全員が善人すぎて毒がなかった…

角田光代「福袋」

短編集なのですが苦々しさはマイルドになっていたのでさらさらと読むことができました。それでいてもやっとしたものが残っているので角田さんらしい作品なのかもしれません。

面影ラッキーホール「音楽ぎらい」

これこそドラマ、これこそ歌謡。歌声はもう少し深みがあるかと思っていたのですがそこまでではなく、ふざけていると思いきやじんわりと染み込んでくる物悲しさと切なさがあって、演出される世界にくるみこまれてしまいました。