2008-11-20から1日間の記事一覧

藤野可織「いやしい鳥」

作品自体に漂うもやもや感、居心地の悪い感じがくせになりそうでした。日常的な生活を描いているのにそこに異物が入り込んでいて、非日常的であってもそれを日常として受け入れているため何が普通なのかわからなくなった結果読んでいる側も少し混乱させられ…

「恋のトビラ」

さらさらと読めるオムニバス。印象に残ったのは島本理生さんで、彼女の作品にいつも感じられるものは何だろうというもやもやがやっと解消されました。有名で特別な人ではなくても誰かに選びとられるという描写が上手いなあと思っていたのですが、そこに当て…

電気グルーヴ「YELLOW」

確かに「J-POP」とは違うけれど確かに電気の音で、多少の時代性があるにしても、十年前に発売されたと言われても違和感はありませんでした。軽々しく見えるスタンスとすすぎながされていくリズムと乗せられるペラい単語とそこに見える表情。ああライブ行きた…